Cocos2d-xプロジェクトをVisualStudioでビルドした際に出る警告 C4819 の解消方法

VisualStudio2013で、Cocos2d-xのプロジェクトをビルドすると CCSAXParser.h 等で、
warning C4819: ファイルは、現在のコード ページ (932) で表示できない文字を含んでいます。データの損失を防ぐために、ファイルを Unicode 形式で保存してください。
な警告が出てしまいます。

CCSAXParser.h は、utf8形式のエンコードなのですが、『BOM』が付いていません。
VisualStudioのutf8はBOM付きじゃないとダメだという噂です。
というわけなので、BOMを付けて保存し直しましょう。

VisualStudio2013上で、エンコードの変更ができます。

CCSAXParser.hを開いてからツールバーのファイル>保存オプションの詳細設定
を選択します。
エンコードを
Unicode(UTF-8 シグネチャ付き) – コードページ65001
にしてOK。ファイルを保存します。これで、utf8のBOM付きで保存されます。

エンコード変更の必要があったファイルは
CCSAXParser.cpp
CCSAXParser.h
CCScale9Sprite.h
CCTMXXMLParser.cpp
MciPlayer.h (これはすでに文字化けしていました)
CCFont.cpp (これはエンコード変更するとwarning C4566: ユニバーサル文字名 ‘\u00A1’ によって表示されている文字は、現在のコード ページ (932) で表示できません な警告が新たに発生してしまうので、スルーしました)
plane.c
vec3.c
になります。

この状態でリビルドすれば、警告がなくなっているのが確認できると思います。

*Cocos2d-xのバージョンは 3.0 beta2 です。

CocoStudioのUI Editorで出力したUIを再生する

前回のAnimation Editorに続き、
Cocos2d-x 3.0 beta2 で
CocoStudioのUI Editorで出力したアニメーションを再生する手順をまとめました。
windows版、android版で再生しています。
CocoStudioのUI Editorで出力したUIを再生する | ぎじゅつめも

CocoStudioのAnimation Editorで出力したアニメーションを再生する

Cocos2d-x 3.0 beta2 で
CocoStudioのAnimation Editorで出力したアニメーションを再生する手順をまとめました。
windows版、android版で再生しています。
CocoStudioのAnimation Editorで出力したアニメーションを再生する | ぎじゅつめも

cocos2d-x 3.0 のTextureCacheのインスタンス取得方法

TextureCache::getInstance()->addImage(“hoge.png”);

な感じで書くと、

warning C4996: ‘cocos2d::TextureCache::getInstance’: が古い形式として宣言されました。
cocos2d\cocos\2d\cctexturecache.h(68) : ‘cocos2d::TextureCache::getInstance’ の宣言を確認してください。

てな具合でコンパイル時に警告が出ました。
TextureCacheの宣言してあるヘッダを見てみると、3.0からはDirectorを経由してTextureCacheのインスタンスを取得してねと書いてありました。

ということなので、

Director::getInstance()->getTextureCache()->addImage(“hoge.png”);

これが正解みたいです。
警告も解消されました。よかったよかった。

Visual Studio 2013 でcpp<->hの相互ファイルオープン

なんとVisual Studio 2012からVisual Studio上のマクロが廃止されたとか。
たしかにどこを見てもマクロが見当たりません。

cppに対応するhを開くのに、VisualStudioマクロかVisualAssistXのOpenCorrespondingFileを使用していたので、VisualAssistXのライセンスがない自宅でVisualStudio2013を使用する際どうしたらいいんだと呆然。
(Hoge.cppを編集している時に、Hoge.hをすぐ開ける機能です。逆も然り)

ググってみても日本語のサイトだとあまり参考になる情報が出ず、しょうがないので英語サイトで頑張って探してみたところ、なんとVisualStudio2013では標準でその機能がサポートされているとの情報が。

デフォルトでは『Ctrl+K,Ctrl+O』にキーボードショートカットキーがアサインされているようです。
自分的には使用頻度が高いので、この操作は『Ctrl+R』にいつもアサインしています。

VisualAssistXかなり使いやすいので、プライベート用に購入してもいいんですけどね。

一応キーボードショートカットキーのカスタマイズ手順は以下のような感じになります。

ツール>オプション>キーボード の『以下の文字列を含むコマンドを表示』に『ヘッダーの切り替え』と入れるとコマンドがフィルターされて表示されると思います。
そのコマンドを選択した状態で、『ショートカットキー』の箇所を選択して、『Ctrl+R』を実際に入力して、Ctrl+Rを指定します。
『使用する場所』は『テキストエディター』にしておきます。
『OK』ボタンを押して完了です。